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スタッフコラム

野球のこと 2

我らが東北楽天田中イーグルスの田中こと「マー様」のヤンキース入りがようやく決まりました。

昨シーズン開幕から始まった東北楽天田中イーグルスのストーリーは、一旦ここで終了ということになります。

 

CS1位決定シリーズではない(巨人CS突破してくれて本当にありがとう)本当の日本シリーズ優勝が決まって数週後。昼休みに中央通りを歩いていたら「あとひとつ」が聞こえてきました。音の場所を探したらレコード屋(新星堂)さんの店頭にモニターが置いてあり、そこで曲のPVが流れていました。私の前にカップルが立っていて、私の後ろにも数名が立ち止まっていました。ワンコーラス聞いて不覚にも涙が出そうになったのでレコード屋を後にしました。人だかりは入れ替わりながら、しばらく途絶えることはないようでした。

 

11月、人工降雪機を使っていち早くオープンした箕輪スキー場へ初滑りに行きました。半年ぶりに雪上に立ち、今シーズンもまたスキーが出来る喜びを噛み締めていました。抜けるような青い空、薄着で滑る快感。リフトに乗っていたら、スピーカーから「あとひとつ」が流れてきました。また泣きそうになりました。

 

昨年10月のコラムで「こんな制度(クライマックスシリーズ)じゃ100年語り継がれる名勝負なんて見ることができない」と書きました。しかし皮肉なことにその制度が、結果的にあのラストシーンに繋がったのです。

 

マー様が最終回リリーフで登板した3戦で、内容的にはレギュラーシーズン優勝がかかっていた西武戦が圧倒的だったことは衆目一致するところでしょう。まさに「田中の8球」。

三塁ランナーがいたからスプリットを投げられなかったなんて評もありますが、マー様はそんなレベルではないと思われます。どこかでスプリットがくると思っているところに、150kmを超えるアウトロー真っ直ぐがきたら誰も打てない。いやそんな投球内容以前に、なにか超常的なもので投げる前から勝負は決まっていたような感がありました。リアル不動明王。

 

CS優勝の瞬間はなんとか入手したチケットでライトスタンド中段から見ていました。でもその時は「H野、(田中を)出すなー」とスタンドで呟いていました(叫ぶ勇気は無い)。

私には野球を見る目がありませんでした。これが無駄遣いでも理不尽でもええかっこしいでもない、球史に残るクライマックスの前振りだったとは。

 

日本シリーズ最終戦の登板が勝つため(だけ)でなかったことは星野監督自身が認めています。点差がついていなかったら則本続投だったと。私は多くの心ある(と自認する)野球ファン同様「落合原理主義者」なので、山井降板とのあまりのコントラストの大きさに思考停止に陥ります。

 

一方であの場面、熱狂的巨人ファンとして有名なSMAP中居君は「あの時巨人が勝っちゃいけないような気がした。巨人に対して「空気読めよ」って思った」というような発言をしています。あの無謀とも言える起用が、場の空気をイーグルス側に大きく引き寄せ、結果勝ちに繋がったという見方も出来るのです。

 

落合GMは山井降板について「采配の是非は、それがもたらした結果とともに歴史が評価してくれるのではないか」と語っています。

 

もしあそこで田中が打たれていたら、いちばん責められたのは田中ではなく星野監督だったのではないでしょうか。誰よりも結果にこだわり、誰よりも名誉を重んじるであろう人が、勝負よりさらに上に「なにか」を置いた。その決断が多くの人の心を動かした。いまはそう思います。

 

もうひとつ、最終戦の番組ディレクター・アナウンサー、よくやった。9回継投の場面通常ならCMが入るところ中継を続け、そしてアナウンサーは曲が流れている間ほとんどしゃべらず(アナウンサーはこれが一番難しいのではないかと)結果あの感動をテレビの前でも共有することが出来ました。本当にありがとうと言いたい。読んでないと思うけど。

 

開幕まであと2ヶ月。

宮城球場は心から誇れるボールパークになりつつあります。

今年も球場に足を運び、勝っても負けてもこの地に野球があることを楽しみたいと思います。

 

担当:院長

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